定年後、荒野をめざす

五木寛之の「青年は荒野をめざす」に感化され、22歳の春、旅に出た。パキスタン航空の格安チケットを手に入れ、カリマーのアタックザックひとつでアジア、ヨーロッパをさすらった。そして再び、旅心に囚われ、36年間勤めた新聞社を辞め、旅に出る。(中村 正憲)

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五島

赤島へ渡る(下)

2020.08.06 06:52

 「海の青さをもう一度伝えるために いま 瞳をとじて」 五島の海を見ると、荒井由美の歌を口ずさんでしまう。1974年リリースの「瞳を閉じて」は、五島の高校生へユーミンが贈った歌だ。ここの海の青さは、ホント、見たものにしか伝わらない。(写真の場所は福江島の三井楽)

赤島へ渡る(上)

2020.08.04 00:09

 「長崎原爆の日」が近づくと、ある離れ小島のことをいつも思い浮かべる。何十年も空想してきたので、その島のイメージは妙にクリアだ。ごつごつした磯を見下ろす台地に建つ木造校舎。赤茶けた土の校庭。眼下に波が打ち寄せる。視線を上げれば大海原を白いウサギが跳ねている。国民服を着た100人ほ...

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定年後、荒野をめざす

五木寛之の「青年は荒野をめざす」に感化され、22歳の春、旅に出た。パキスタン航空の格安チケットを手に入れ、カリマーのアタックザックひとつでアジア、ヨーロッパをさすらった。そして再び、旅心に囚われ、36年間勤めた新聞社を辞め、旅に出る。(中村 正憲)

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