村上春樹のローマ、そしてボローニャ2024.06.17 06:44「ローマは無数の死を吸いこんだ都市だ。ローマにはあらゆる時代の、あらゆるスタイルの死が満ち満ちている」一時期、ローマで暮らしていた村上春樹が、ある長編小説の初稿を書き上げた後、こんな文章を残している。1987年3月のことである。(『遠い太鼓』より)6月13日、ローマの中心にあるサ...
再訪タオルミーナ2024.05.25 10:10 時間を少し遡る。 5月22日、標高200メートルの崖の上の町、タオルミーナを訪れた。1年9ヵ月前、ここのイタリア語学校「バビロニア」に通っていた。それが、この写真の場所だ。レストランが併設された学校で、後方に見えるのが教室である。多い時は、世界各国から約80人の生徒が集う。ただ...
列車、船に乗る2024.05.24 08:03「Intercity notte 1960」というシラクーザ発ローマ行きの寝台列車は、シチリア島の北端、メッシーナ港に着くと、まったく動かなくなってしまった。5月24日の午前0時をすぎている。睡魔が襲うが、列車が船に乗る様子は見てみたい。やがて、4両編成のミッドナイトエクスプレス...
寝台列車に乗った2024.05.23 21:15 シチリアで最も古い街、シラクーザの駅で寝台列車に乗った。ここは終着駅であり、始発駅である。現在、5月23日21時32分。13分後に出発するはずだ。 長旅になる。これから、1070キロを鉄道で移動する。乗り換え2回、プーリア州のレッツェを目指す。まずは、ナポリの近くのサレルノまで...
自販機に消えた1ユーロ2022.09.08 20:17 どうやら、僕は、イタリアの駅との相性があまり良くないみたいだ。 シチリア第2の都市、カターニアに拠点を移して2日目の朝、列車でメッシーナへ行くことにした。イタリア半島とシチリア島を隔てる海峡の街だ。先日、パン粉を付けて焼いたカジキマグロを食べる機会があり、あまりに美味かったもの...
自販機に消えた1ユーロ2019.03.03 14:44 どうやら、僕は、イタリアの駅との相性があまり良くないみたいだ。 シチリア第2の都市、カターニアに拠点を移して2日目の朝、列車でメッシーナへ行くことにした。イタリア半島とシチリア島を隔てる海峡の街だ。先日、知り合ったTさん(タオルミーナ在住20年)手作りのカジキマグロのパン粉焼き...