シラク―ザの風、心地よく2022.09.11 07:53 シチリアで最も古い都市のひとつ、シラク―ザへ行った。イタリア語学校の仲間が、「素敵」「最高」「歴史の宝庫」と最上級の誉め言葉で推奨していた。 その言葉に間違いはなかった。ここはスペインのアルハンブラ宮殿ではないか。最初見たときそう思った。土の色合い、アーチ型の門•••。湾に蓋を...
街で出合ったイタリア語2022.09.11 05:18 Incredible タオルミーナの海岸から、ロープウェイで中心街に戻ろうとした。乗り場近くにアイスクリーム屋があったので、シチリア名物のグラニータを頼んだ。 2•5ユーロ。細かいコインで支払おうとすると、アニメ「千と千尋」に出てくる湯婆婆のような女主人...
ブドウの収穫2022.09.11 04:15 Vendemmia. ベンデンミャと発音する。ブドウの収穫という意味である。「ブドウの収穫」という作業のために、特別の単語が用意されている。そのことだけで、イタリアという国がいかにブドウを大切にして来たかがわかる。 シチリアの赤ワイン「エトナロッソ」を出されたら、腹ペコの犬のよ...
「遠い太鼓」を読みながら2022.09.10 02:24 シチリアからは、ローマ行きの夜行列車が出る。メッシーナ駅で、列車はフェリーに積み込まれ、イタリア本土へ渡るのだ。今回は見るだけ。 そう言えばあの時もそうだった。デンマークのニュークビンという駅で乗った列車は、フェリーに乗せられてバルト海をドイツへ渡った。
自販機に消えた1ユーロ2022.09.08 20:17 どうやら、僕は、イタリアの駅との相性があまり良くないみたいだ。 シチリア第2の都市、カターニアに拠点を移して2日目の朝、列車でメッシーナへ行くことにした。イタリア半島とシチリア島を隔てる海峡の街だ。先日、パン粉を付けて焼いたカジキマグロを食べる機会があり、あまりに美味かったもの...
タクシーと税金の話2022.09.06 06:43 タオルミーナのイタリア語学校「バビロニア」を2週間で「卒業」した。(上の写真が看板で、下の写真が教室の入口) 最初の1週間は、米国の熟年女性2人と、フランス人女性(シャーロット)と同じクラスだった。次の1週間は、ブラジルの熟年女性2人=写真=と若いブラジルのお兄さん、英国紳士、...
続 エトナに登るぞ。2022.09.04 15:06 結局、エトナ山のピークには行けなかった。タオルミーナで頼んだアテンドからのメールの返事はこうだった。 ♦︎♦︎♦︎ 過去 2 年間、一連の爆発現象のため、頂上のクレーターにはアクセスできません。 エトナ山を訪れたい場合は、1900 メートルまで 1 日で行くことがで...
ファイブミニッツは40分2022.09.03 16:41 シチリアで時間の計算をする場合、裏の計算式を常に頭に入れておかないと、イライラが募ることになる。島に来て半月がたち、最近気づいた。それは8倍に見積もること。「あと2分」と言われれば、2×8で16分になる。これは、心の安寧を保つ旅の極意である。 タオルミーナに来て2カ所目の宿での...